大正 12 年(1923 年)9 月 1 日午前 11 時 58 分関東地方で、マグニチュード(M)7.9 の巨大地震が起きました。 今年は 100 年の節目の年です。
死者・行方不明者は 10 万 5 千人あまり。その 9 割が火災のためだったとか。揺れは東京よりも、震源断層直上 にあたる神奈川県・千葉県南部のほうが大きかったそうです。
この大震災は揺れ・火災・土砂災害・津波が合わさった複合災害だったといわれています。新聞の情報では、こ の 100 年間に開発が拡大し、災害のリスクが増し、デマもネットにより瞬時に拡散するとか、今後 30 年以内に南 関東でM7 級の地震が起きる確率は 70%と予想されています。
今年神奈川県では 9 月 2 日・3 日に「かながわ消防防災フェア」を開催しました。
また「県のたより 9 月号」の 2 ~ 5 ページに「災害から命を守る知恵」が書かれています。是非ご覧ください
県内各地で未曾有の災害を振り返る企画展が開催されています。
以下いくつかご紹介します。
・横浜市横浜開港資料館「大災害を生き抜いて—横浜市民の被災体験—」※12 月 3 日まで
・横浜みなと博物館「船と港から見た関東大震災」 ※11 月 5 日まで
・ニュースパーク(日本新聞博物館中区)「そのとき新聞は、記者は、情報は」
※12 月 24 日まで
他に県内の高校教員や研究者が「神奈川の関東大震災—100 年後の視点」を出版されまし
た。
「百聞は一見にしかず」と申します。10 万人以上もの尊い命を奪った地震の惨状を改めて目にし、今後の災害の 教訓にして、犠牲者(震災関連死も含めて)を一人でも少なくすることが、お亡くなりになった方々の死を無駄に しないことに繋がるのではないでしょうか。

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