1. 当事者目線の障がい福祉について
① 県は、「あらゆる分野において、当事者の目線に立って、計画に盛り込む施策を検討する」としている。あらゆる分野を具体的にお示しいただきたい。
② 神奈川県障害者施策審議会に新たに設置する「当事者部会委員の人選」について
③ 当事者目線の障害福祉の具体的な実践イメージとして、「中井やまゆり園における改革」を盛り込むとしている。この改革とは具体的にはどのような内容か。
④ 利用者やその家族などから「施設の再整備」に関して、「個室にしてほしい」との意見が出されている。個室化はどの程度進んでいるのか。
⑤ 全ての施設が、条例の目指す当事者目線の障がい福祉を実現するためには、「科学的根拠に基づく当事者目線の支援を確立する必要がある」としている。「科学的根拠に基づく支援」とは、どのようなものか。
⑥ 「独法化」について、「法人設立当初は県職員を派遣して丁寧な引継ぎを行う」としている。県職員の派遣について、その期間や規模、役職などをどのように想定しているのか。
⑦ 中井やまゆり園の家族会等からの「精神科医との面談、診察時の同席」との要望に対し今後、どのように対応されるのか
2.生涯スポーツ・パラスポーツの推進について
(1)生涯スポーツについて
①「3033運動キャンペーンイベント」について
「県内各地で開催されるイベント等で3033運動の普及啓発を図っている」としているが、どのようなイベントに参加しているのか。
②「階段ステッカーやチラシ・リーフレットなどの配布」についての効果はどうなのか。
(2)「かながわパラスポーツの推進」について、
①障がい者が社会の様々な場面で活動するに当たっては、様々な用具が開発されてきた。車いすは、陸上競技用やバスケットボール用などがあるが、「水陸両用車いす」とは、どういうものなのか。
(3)「かながわバリアフリービーチ」のイベントについて
車いすの方が海水浴をすることが当たり前となり、共生社会につながっていけばと考える。この「かながわバリアフリービーチ」のイベントの参加者数をお伺いしたい。
【要望】
「3033運動」は県が提唱してから20年以上経過し、息の長い取組になっている。
今後は、必要に応じて手法を見直すなどより効果的な方法を模索しながら、県民の健康増進に向けた取組を進めていただきたい。
また、「かながわバリアフリービーチ」は、多くの障がい者が海と触れ合うことができる大変貴重なイベントであり、非常に意義のある取組だと思う。今後もぜひ続けていただきたい。
≪困難な問題を抱える女性への支援について≫
先の定例会本会議「代表質問」では、知事より「現在策定中の基本計画をより良いものにするためにも、女性の支援を行う女性相談員の人材育成に取り組んでいく」との答弁をいただいた。そこで今回、「かながわ困難な問題を抱える女性等支援計画(仮称)」素案に関連して、お伺いしたい。
① 計画の基本理念のひとつに「人権を尊重し、ジェンダー平等の実現に資する支援」を掲げ、「女性が自立して暮らすことができるよう人権に配慮した支援を実施する」とあるが、人権に配慮した支援とは具体的にどのような支援か。
② 「支援人材育成等を充実させる」としているが、女性の支援を担う女性相談員は、今どういう体制なのか。また、今後どのように人材育成をしていくのかお伺いしたい。
③ 「相談窓口等の機能充実や利用促進を行う」としているが、どのような取組を考えているのか。。
外国籍県民への多言語支援について
外国籍県民の中には日本語も話せず、言葉の壁などにより周囲に相談できず、不安や孤立を
抱えている方もおられる。外国籍県民への多言語支援について、何点かお伺いしたい。
① 日本語を話せない方々に対する県の対応について。
② 一般通訳支援事業の仕組みや派遣実績について、また、どのような依頼が多いのか。
③ 外国籍県民相談窓口はどこに設置して、どのような体制で行っているのか。相談実績について、また、どのような相談を受け付けているのか。
③ 多岐にわたる困りごとなど外国籍県民相談窓口で、解決が難しい場合の対応は、どのようにしていくのか。
【要望】外国籍県民が言葉の壁により不安や孤立を感じることなく、日本で安心して暮らしていくために、多言語での相談対応や通訳派遣を行うことは大変重要と考える。
今後も関係機関と連携して、外国籍県民に対する支援の充実を図っていただくよう要望する。
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