梅雨前線による大雨に伴い、去年7月3日に静岡県熱海市伊豆山の逢初川で土石流が発生し、死者26名・行方不明者1名の甚大な被害をもたらした災害から1年が経過しました。崩れた盛り土が被害を拡大させたとみられ、5月27日に「宅地造成及び特定盛土等規制法」が公布され、規制区域内で行われる盛土等を都道府県知事等の許可の対象とする等、規制が強化されました。
県は、県警や市町村の関係機関との連携を強化するための「盛土対策連絡会議」を設置し、6月9日オンラインで初会合を開き、市川さとしも傍聴しました。会議では、盛土総点検の結果について、令和3年度に6,535箇所を点検し、直ちに災害の危険性がある盛土は確認されなかったものの、許可手続きが未済等の是正措置が必要な場所が74箇所見つかったとの報告がありました。
今後は、管理責任の明確化・機動的な是正命令・実効性のある罰則により、工事の適正な施工・管理を行い、県民のいのち・財産を守る取り組みを推進します。
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